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vol.12

dフォトヒント

写真家むらいさちの
夏旅フォトエッセイ

非日常を探して旅に出かけよう。
~美ヶ原高原の星空~

写真家むらいさちが、夏の信州をめぐり撮影した写真を、「上高地」「花めぐり」「美ヶ原高原」の3編に分けて綴っていきます。

美ヶ原高原の星空

長野県に住む友人から、美ヶ原の星空はとても綺麗だと、よく聞かされていました。今回はその星空を撮るために美ヶ原高原にやってきました。美ヶ原は、車でくねくね曲がった急勾配の山道を上がっていきます。途中かなり不安になりながら無事に到着すると、日本とは思えない不思議な景色が広がっていました。

信州は高い山が多く、空が狭いイメージですが、標高2,000mの美ヶ原は美しい空が広がっています。のんびりとした牧場を少し歩くと、美ヶ原のシンボルでもある「美しの塔」がありました。「夜晴れてくれれば、この塔を絡めてぜひ星を撮ってみたい。」とココロが反応しました。

だんだんと夕暮れが迫る美ヶ原は、とても美しい姿を見せてくれました。朝と夕方は、地球がもっとも美しい時間帯です。夕焼けの撮影のときも、色の設定を少しビビッドにしておくと、きれいな夕焼けを撮影できます。

この日は雲が多く、夜空に星が見ることができるか不安でしたが、晴れてくれることを信じ、車の中で仮眠をとることにしました。

AM2時、防寒をして外に出てみると、そこには、さっきまでの雲は無く、無数に瞬く星達と、空に流れる天の川がありました!

撮影開始1時間ほどで、また雲に覆われてしまいました。でも、あの星空は一生忘れられないほど美しかった。地球に感謝です。

東の空が徐々に明るくなってきたので、朝日を撮るために場所を移動しました。この日は、ちょっとした雲海も見ることができました。

雲の向こうから上がってくる太陽、寒さに震えていた僕の身体をやさしく包み込んでくれるような感覚。太陽の暖かさを感じました。

今回の写真の旅も感動の連続でした。

上高地で出会った美しいブルー。時間も忘れてしまうくらい美しかったお花畑に咲く花々。美ヶ原の星空は、忘れられません。

自然写真は、うまくいかない時のほうが圧倒的に多いけど、それでも時に自然が微笑んでくれる瞬間がある。そんな瞬間があるから、どんなにうまくいかなくても、またカメラを持って自然と向き合ってしまう。そして、そんな瞬間を収めることができるから、写真は最高に楽しいのです。

最近では、スマホの性能も上がり、十分に写真を楽しむことができます。旅に出たくなったら、ぜひ、スマホやカメラを持って出かけてみてください。感動を写真に収めることができたら、忘れられない旅の思い出になると思います。

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撮った写真はプリントしよう

スマートフォンのおかげで、いつでも気軽に撮影できるようになりましたが、その撮りたまった写真、プリントしていますか? 画面の中だけでなく、フォトブックやプリントなど、手に取れる形で残すと、宝物のように愛着が湧いてくるから不思議です。dフォトなら、月額280円でフォトブック1冊かL判プリント30枚を作れるので、宝物が毎月増えていく楽しみを味わえます。家に飾ったり、おじいちゃんおばあちゃんに贈ったり…と、思い出を見える形で共有するのも良いですよね。ステキな写真が撮れたら、ぜひ形に残してみてください。

むらいさち

沖縄でのダイビングインストラクターを経て写真の世界へ。水中をメインに、日本を始め世界の海を訪れる。最近では、水中からオーロラまで、地球全体をフィールドに撮影を続けている。独特の淡く優しいスタイルで「幸せな瞬間」を表現し続けている。著書に、写真集「ALOHEART」「LinoLino」「きせきのしま」「FantaSea」、写真教本「光と色の写真の教科書」、新刊に詩人谷川俊太郎氏とのコラボ写真絵本「よるのこどものあかるいゆめ」がある。

監修 笠原竜太