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vol.14

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写真家 川野恭子の
秋旅フォトエッセイ

透けるような青空と爽やかな風が恋しくて。

写真家 川野恭子 の視点で巡る 那須~尾瀬 秋の気配を探す旅。

那須の爽やかな風と緑を求めて。

那須では牧場のほかに訪れてみたい場所がふたつありました。ひとつは豊かな自然に癒されるガーデン。もうひとつは居心地の良いくつろぎカフェ。どちらも緑に囲まれた、居心地の良い場所。

お昼を過ぎておなかが空いていたのでまずはカフェへ。ゆったりとした空間が心地よく、何を頼んでも美味しそう。

この日はカフェオレとシフォンケーキが食べたくて。少しお酒の香りが効いたシフォンケーキは、しっとりと風味豊か。

カフェでは、窓に向かって座るのが定番。そうすると、美しい景色が見られるだけでなく、逆光によりお料理が美味しそうに写るから。お皿やお料理は、全体を写すより1/3ほどカットして写すとオシャレ。

お料理だけでなく、少しお店の様子も写したくて、店員さんに声をかけ撮らせて頂きました。窓から降り注ぐ光、木漏れ日がとても美しくて、光がキラキラ美しい場所は、それだけで写真も印象的に見えるから不思議。

おなかが満たされたので、ガーデンへ。カフェから程ない場所にある雑木林に囲まれたガーデンです。

こちらのガーデンは見学自由で、四季折々の花が楽しめる場所。程よい広さのお庭には池もあり、植生が北欧にいるような気持ちにさせてくれます。

夕暮れ時の光は木々の葉を透かし、緑のグラデーションを作り出す。まるで絵画の世界の中にいるようで、やはり朝夕の光は美しい、そう思います。

私が訪れたときは、可憐な秋の花がさりげなく彩りを加えていました。バラの株も見受けられ、バラの最盛期はとても華やかなのでしょう。だけど、秋が始まったばかりの季節の揺らぎが感じられる今も素敵だな…って思うのです。

池の畔で秋の空気に五感を委ねていると、草むらからアヒルが顔をのぞかせ、こちらを見ていました。この子は何を伝えたかったのかな。

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撮った写真はプリントしよう

スマートフォンのおかげで、いつでも気軽に撮影できるようになりましたが、その撮りたまった写真、プリントしていますか? 画面の中だけでなく、フォトブックやプリントなど、手に取れる形で残すと、宝物のように愛着が湧いてくるから不思議です。dフォトなら、月額280円でフォトブック1冊かL判プリント30枚を作れるので、宝物が毎月増えていく楽しみを味わえます。家に飾ったり、おじいちゃんおばあちゃんに贈ったり…と、思い出を見える形で共有するのも良いですよね。ステキな写真が撮れたら、ぜひ形に残してみてください。

川野 恭子( Kyoko Kawano )

写真家。神奈川県生まれ。Steidl Book Award Japan 2016 ノミネート。システムエンジニアの職を経て、「空をより青く撮りたい」という思いからカメラを手にする。キッチンから野の花まで、日常の何気ない景色を独特の色と光で切りとる作風で女性からの人気が高まる。執筆や講師、トークショー、広告撮影など、多岐に渡り活動。最近では山に魅了され、山の美しさや、山をとおした死生観を女性ならではの視点で撮り続けている。横浜にて写真教室「Atelier photo* chocot 」を主宰。著書に『はじめてのデジタル一眼撮り方超入門』(成美堂出版)、『写真家きょん♪のふわっとかわいい「ゆるかわ写真」の撮り方ノート』(宝島社)、『子ども写真の撮り方手帖』(マイナビブックス)ほか多数。

監修 笠原竜太